「もしかして、私だけ…?」
皆さんは、ふとした瞬間に自己嫌悪に陥り、「クズ」だと感じてしまうことがありませんか?
でも、それはあなたの本質ではないかもしれません。
わたしも、何かと自分の性格上クズだなー、と感じ、申し訳なさや罪悪感を感じて嫌な気分になった事が多々有ります。
今回は、HSPが陥りやすい「クズ化」の瞬間を深掘りし、そこから抜け出すための、私自身の体験に基づいた対処法をご紹介します。
この記事を見ると、以下の事が分かります。
- そもそもHSPは決してクズでなく、単に弱点が強いだけである事
- クズだと感じてしまったらどうすべきか
- どういう時にクズだと感じてしまうか
当サイトにおいて、HSPとは、繊細で傷つく、気にしやすい性格の持ち主を指します。
30年以上HSPとして生きてきたわたしの経験談をご覧くださいませ!

HSPのわたしがクズだと感じる瞬間

HSPのわたしがクズだと感じる瞬間は、以下の4点です。
- 疲れやすく、痛みを感じやすい時
- 感情に飲み込まれ、衝動的な行動をしてしまった時
- 人の期待に応えられない性格を思い知った時
- 人間関係で何かと失敗が多い時
では、順番に見ていきましょう。
疲れやすく、痛みを感じやすい時
わたしは、すぐに疲れやすく、昼寝が必要なくらいには睡眠欲が尋常でありません。
ストレスを感じたら頭痛がするし、全身に倦怠感を感じるし、眠くなるし、鳩尾が痛くなるし・・・。
また、生理に弱く、生理痛がひどすぎて低用量ピルを飲んでいるくらいです。
他の人に比べ、痛みや疲れを感じたらすぐに休まなければ身が持ちません。
この時、「他の人は頑張ってるのにね・・・」と思う時があります。
もちろん、痛みや疲れを感じやすいのは自分を守る為に必須。
すぐに痛みや疲れで限界を教えてくれているのだとは思います。
それは辛い時や働いている時にはありがたいのですが、楽しい時にも全身に倦怠感が来る時があり、ゲンナリする事があります。
感情に飲み込まれ、衝動的な行動をしてしまった時
わたしは、一度感情に飲み込まれるとなかなか抜け出せません。
これは、ネガティブな感情もだし、ポジティブな感情の時もそう。
ネガティブな感情の時は、イライラしすぎて挨拶しなかったり無視したりしています。
ポジティブな感情の時は、古着を衝動買いしたり会社を突然休んだりしています。
しかも、これを社会人として認めてもらいづらい行為だとわかっててやっている。だからクズだなー、と感じます。笑
欲に素直・・・といえば可愛らしく聞こえるかもしれませんが。
この癖は、大学時代から身についてしまいました。
けれど、よくよく冷静に考えたら、これも自分を守る為の行為であるとも捉えられます。
人の期待に応えられない性格を思い知った時
疲れや痛みを感じやすい。
そして、感情に素直で大人の対応ができない。
これらは、自分を守るのにはうってつけですが、自分の事しか考えていません。
そんなわたしは、人の役に立つどころか、ご迷惑をおかけしかねないのでは・・・と日々思います。
もちろん、お世話になった人には恩返しをしたいですが、気持ちと行動が全く一致しません。本当に申し訳なく思っています。
もちろん、国や人の為に生まれてきたのではないのだから、自由に生きればいいんですがね^^;
人の為に尽力している人を見ると、とてつもない罪悪感で頭がパニックになる時があります。
人間関係で何かと失敗が多い時
わたしの好き嫌いは、人間関係に一番出てきます。
わたしがHSPたる所以だなー、と感じる瞬間です。
好きな人には優しく、それ以外の人には厳しく。こんな風に数十年間生き続けてきました。人によって態度や対応を変えているわたしは本当に最低な人間だ・・・と落ち込むのは何百回とあります。
何度も、嫌いな人の良いところや頑張っているところを探し、尊敬してみたりと頑張ってみました。
しかし、その人の気に入らないところが後から強く意識されるのです。
もう、わたしの本能がNOを突きつけているのでしょう。
努力も無駄に終わります・・・
クズだと思ったら心がけている事

クズだと思ったら心がけている事は、以下の4点です。
- 完璧主義になったら良いのか、誰の為の人生なのか自分に問いかけている
- 物事を丁寧に行うようにしている
- 自分はどうなっていたいのかを日頃からノートに書いている
- 信頼できる人に相談している
では、順番に見ていきましょう。
完璧主義になったら良いのか、誰の為の人生なのか自分に問いかけている
わたしは痛みや疲れを感じやすく、好き嫌いが激しい人間です。
では、この弱点がなくなれば、一体わたしはどうなるのだろうか?
例えばですが、働く事が好きになるかもしれません。しかし、調子に乗って残業をたくさんこなし、体を壊す可能性があります。
また、大切な人との時間を無駄にしかねません。
だから、わたしの弱点は、転じればわたし自身を守ってくれているのではないか?
悲しいし悔しい・・・と思いますが、そもそもなぜ悲しくて悔しいのでしょうか。
自分の体が、自分自身に限界を教えてくれている状況って、健康である証だし何よりありがたい状況ですよね。
皆様はどうでしょうか?
物事を丁寧に行うようにしている
ストレスやイライラを感じたら、いつも以上に物を丁寧に扱ったり、行動をゆっくりしたりしています。
物を置くときに音を立てない。ゴミを投げ捨てない。両手で物を持つ。など簡単な物ですが、落ち着いて行動することで余計なイライラを増やさないようにしています。
これは、周りの人たちを見て「自分はこうしよう!」と思いついた発想です。
丁寧な行動を心がけることにより、物を壊さなくて済むし、余計なエネルギーを使わなくて済みます。
時々できていない時があります。もっと心がけていきたいです。
自分はどうなっていたいのかを日頃からノートに書いている
わたしは、毎日自分の気持ちの動きや今日感じたことなどをノートに書いています。
これをジャーナリングといいます。日記と違って、形式が無く好きなように書く事ができます。
何ページも書いて良いし、数行だけ書くのもあり。
毎日書いていると、自分の考えの傾向がわかり、考えの癖や対処法を考える事ができます。

ジャーナリングには時間やページ数を決めるなど決まりがあります。
けれど、わたしの紹介しているジャーナリングは、とにかく無理せず毎日マイペースにできる方法です。
ぜひお試しください^^
信頼できる人に相談している
特定のコミュニティや友人・知り合いに相談しています。
もちろん全てではないですが、話せる内容は話すようにしています。
一人で抱え込むと視野が狭くなり、あまりベストな対応ができない事が多いです。
だから、わたしも友人や知り合いなどに相談されたら親身になって聞きます。
まあ、お金の事を相談されたら逃げますが^^;
今の所、そんな内容の話は無いので、これからもお付き合いを続けていきたいです。
まとめ

HSPのわたしがクズだと感じる瞬間は、以下の4点です。
- 疲れやすく、痛みを感じやすい時
- 感情に飲み込まれ、衝動的な行動をしてしまった時
- 人の期待に応えられない性格を思い知った時
- 人間関係で何かと失敗が多い時
クズだと思ったら心がけている事は、以下の4点です。
- 完璧主義になったら良いのか、誰の為の人生なのか自分に問いかけている
- 物事を丁寧に行うようにしている
- 自分はどうなっていたいのかを日頃からノートに書いている
- 信頼できる人に相談している
さて、最後まで読んでくださっている方は、この記事を読んで気づいた事があると思います。
それは、HSPはクズなのでは無く、単に弱点が強すぎて刺激になりやすいだけであるという事です。
優しいが故に、罪悪感を感じやすい。または、何をすれば良いのかわからず頭の中がいっぱいになりがちになるだけです。
要は、パニックになっているだけの様子を、自分がクズだと思い込んでいるだけです。
人様の様子を見れば、「なんだ。全然クズじゃ無いじゃん。大丈夫だよ。むしろ優しくない?いい人じゃん〜〜〜」と思えますよね。
しかし、自分の事になると「クズだ・・・」「生きててごめんなさい」など落ち込みますよね。
けれど、一方で「わたしはHSPだから優しいよね〜」「HSPだからクズなのは仕方ない」などと開き直るのもどうかと思います。少なくともわたしは嫌です。
だから、自分をクズだ、と落ち込んでいる自分を否定する必要はないかな、と感じます。
とはいえ、この気持ちが嫌すぎてしんどい!!
どうすればいいの?
大切なのは、自己肯定感では無く自己受容です。
自己肯定感と自己受容の違いは以下の通りです。
自己肯定感 | 自己受容 |
自分の価値や能力を肯定的に評価する感覚 | ありのままの自分を理解し、受け入れること |
自分は価値がある、 自分はできるといった感覚 | 良いも悪いもひっくるめて、 これが自分だという認識 |
行動力の源泉、自信につながる | 心や体調の変化を穏やかに受け入れやすい |
自己受容を土台として育まれることがある | 自己肯定感の基盤となる重要な概念 |
詳細はこちらをご覧くださいませ!
HSPは自己肯定感を上げなくて良い理由と対処法を紹介!
さて、自分はクズだ・・・と落ち込むあなたへ。
今回は、わたしが大好きな精神科医TOMY様のお言葉を引用して終わりにします。
あなたは素敵よ、大丈夫♡
クヨクヨと後悔してしまう人へ。
後悔してもいいのよ。
だってそれがアナタの気持ち。
思う存分クヨクヨして、最後に「今度はこうしよう」と切り上げればいいの。
自己嫌悪に陥っているアナタへ。
本当にダメな人というのは、反省も後悔もないわ。
アナタが思うより、アナタは素敵よ。
ぜひ、一度手に取って読んで欲しい本です。
1ページ完結型の言葉なので、とても読みやすいですよ!
詳細はこちらからどうぞ!
本当に1秒で悩みが吹き飛んだ!!精神科医TOMYさんの「1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉」感想
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最後までご覧くださり、ありがとうございました!!