あなたは、他人と関わるときに何かと気を使い「笑顔でいなければ・・・」とプレッシャーに感じることはありませんか?
学生時代、わたしは何かとクラスや友人の間に溶け込めず、人間関係に苦労していました。
そのため、先生や友達に認めてもらいたくて、いつも笑顔で優等生の態度で振る舞っていました。
本当は嫌でも弱音を吐けず、家に帰ってぐったりしてしまう毎日が続いたときの嫌な思いは、今でも覚えています。
小中高ともに毎日登校・授業も全て参加しました。
当時は特に何も考えていませんでしたが、大人になって自由な生活について考えたときに、「そういえばあの行動は・・・」とだんだん恨みになって募っていることに気づきました。
今思えば、まさに笑顔うつだったのかもしれません。
ということでは、本記事では、HSPの悩みとして多い『笑顔うつ』について、体験談とともに原因や対処法を紹介します。
この記事を見ると、以下の3点がわかります。
- そもそも笑顔うつとは何か
- 笑顔うつで過ごした結果
- 笑顔うつを防ぎ、自然体で生きるヒント
当サイトにおいて、HSPは以下の傾向があります。

わたしの場合は、以下の傾向があります。

HSPとして30年以上生きてきたわたしの経験談をご覧くださいませ!

そもそも笑顔うつとは何か

笑顔うつとは、以下の3点です。
- 表面は明るくても、内側は苦しい状態
- 周囲に気づかれにくい
- HSPや気配り上手な人に多い傾向
基本的に明るく笑顔なので、みんなから好かれがち。
そして、その裏の真相に気づかれにくいのが大きな問題です。
以下、詳細を述べます。
表面は明るくても、内側は苦しい状態
周囲には笑顔で接していますが、実際は気分の落ち込みや疲労感を抱えています。
自分のつらさを隠すために「笑顔」を使ってしまいます。
苦しんではいけない、ネガティブは悪だ・・・という気持ちで明るく振る舞っていました。
まあ、間違っていないのですが、自分の気持ちに反しているのでやはり疲労が祟ります。
周囲に気づかれにくい
「元気そう」「明るい人」と思われやすく、本人の苦しさが周囲になかなか伝わりにくいです。
そのためサポートが届かず、ひとりで抱え込んでしまうことが多いです。
わたしの場合は「まじめに見える」「素直な人間」と思われていたそうです。
いやいや、そういう態度を取らないとあなたたちは怒るでしょうが^^;
HSPや気配り上手な人に多い傾向
人に迷惑をかけたくない、嫌われたくないという気持ちから無理に笑顔を作りがちです。
当然無理をしているので、結果として、心と体がどんどん疲れてしまいます。
だって、どうせ気づいたところで何もしてくれないでしょ^^;
だったら、余計な気遣いをしないでほっといてくれよ^^;
と、思ってしまいます。
HSPが笑顔うつになりやすい理由

HSPが笑顔うつになりやすい理由は、以下の3点です。
- 周りに気を使いすぎるため
- 本音を隠してしまうため
- 「良い人」でいようとするため
HSPは気を使うのに気を使われるのが大の苦手・・・わたしもそう。(泣)
本当は心配してくれているのに!!
そうは言っても、なかなか本性を示せないのがHSP。その理由を以下に述べます。
周りに気を使いすぎるため
HSPは、相手の気持ちを敏感に感じ取る力があります。
そのため「心配をかけたくない」「嫌な空気にしたくない」と思い、つい無理に笑顔を作ってしまいます。
この場合は、良い人のイメージを印象付けるというよりは、常に周りに対してビクビクしている感じです。
穏便に物事を進めたいタイプなのです。
本音を隠してしまうため
本当は疲れていたり落ち込んでいたりしても、「弱いと思われたくない」「嫌われたくない」という気持ちが先に立ち、感情を抑えて明るく振る舞ってしまいます。
その積み重ねが、心の負担になります。
学校って、弱音や体調不良を吐いても「それはあなたが弱いせいだ」「怠けるな」と言われて終わりじゃないですか?
だから、どうせ分かってもらえない・・・と、心を閉ざします。
「良い人」でいようとするため
HSPは「周りから認められたい」「役に立ちたい」と思う気持ちが強いため、笑顔でいることが自分の役割だと感じてしまうことがあります。
しかし、それが続くと本当の自分とのギャップに苦しみ、笑顔うつへとつながってしまうのです。
わたしはあまり「良い人」でいようとした記憶はありません。
どちらかというとやはり「評判を落としたくない」という強迫概念が強すぎました。
笑顔うつから脱出できた理由

キーワードは「マイペース」「一人の時間の大切さ」。
マイペースに関してはこちらもどうぞ!!
HSPこそマイペースが最強!わたしの暮らしがラクになった理由
この記事でも、大学時代の自分に焦点を当てて詳細を説明します!
わたしが笑顔うつから脱出できた理由は、以下の3点です。
- 一人の時間を通して「本当の気持ち」に気づけたため
- 「自分にフォーカスする」習慣ができたため
- 一人で過ごすことへの罪悪感がなくなったため
わたしの人生が変わった瞬間が、まさに大学時代。
マイペースの大切さを血肉で感じ取った尊い時間でした。
以下、詳細を説明いたします。
一人の時間を通して「本当の気持ち」に気づけたため
大学時代は、好きな時間に好きな講義を取り、余った時間は好きなことをしても良い。
これが、高校時代までに優等生として演じていた自分にとって衝撃でした。
しかし、4年間存分に一人の時間を味わい尽くしてとても楽しかったです。
誰にも気を使わなくて良いことがとにかく気持ち良い!!
もちろん公序良俗に反することはダメですが、そうでなければ好きなように生きていいんだな〜〜〜と腑に落ちました。
「自分にフォーカスする」習慣ができたため
大学時代では、自分の好きなことや嫌いなことをはっきりさせる時間でもありました。
そして、興味のあることに次々チャレンジしていきました。
例えば、最寄りの駅から自宅まで往復で歩いて帰るとか!笑
自分が何を望んでいるのか、そして好き嫌いをはっきりする習慣を毎日身につけていると、段々それが自分の価値観となり、人生の選択にも響きますよね!
かなりわがままな性格になりましたが、自分を守るのは自分だけです。
一人で過ごすことへの罪悪感がなくなったため
一人の時間の心地よさを知ってからは、むしろそれが自分にとって必要な休養なんだと実感。
罪悪感がなくなったことで、笑顔を無理に作る必要もなくなっていきました。
その結果、のびのびと過ごすことの大切さを実感し、現在のわたしの理想の人生像にもなっています。
「あっ、わたしってまじめな人や性格が苦手なんだな」と気づき、自分が不真面目な性格であることを知りました。笑
けれど、そのおかげでこれからの人生像について真剣に考え、「自由な生活をしたい!」と強く願い続け、ノートに書いたり貯蓄したりと行動につながっています。
笑顔うつから抜け出す方法

わたしの経験から考察する笑顔うつから抜け出す方法は、以下の3点と心得ます。
- 自分の気持ちに耳を傾ける癖をつけよう
- 一人の時間を持ち、自分を優先してもいいと許可しよう
- 本当に心を許せる人とだけ深くつながろう
自分に正直になり、どうなりたいのか、何が嫌なのかなどを明らかにさせることが笑顔うつからあなたを守ります。
以下、詳細を説明いたします。
自分の気持ちに耳を傾ける癖をつけよう
まず、自分が何が好きで何が嫌いなのか、どうなりたいのかどうなりたくないのかなど徹底的に自分の好き・得意を洗い出しましょう。
そして、自分の好き・得意は時期によって変わります。その都度自分の好き・得意を大切にできるように自分にフォーカスし続けていきましょう。
「あなたはそんなことをするために生まれてきたのか?」
「働かなければあなたはお金持ちになれないのか?」などと問いかけるとより自分にフォーカスしやすくなります。
自分にフォーカスする第一歩として、ジャーナリングがあります。
ノートに好きなだけ好きな時間だけ、やりたい放題書き続ける方法です。
わたしはこの方法で自分自身を見つめ直し、また引き寄せの法則で夢を叶えてきました。
どういうこと!?と思った方は・・・以下のリンクからどうぞ!!
HSPのストレスを軽減!ジャーナリングのすすめ(体験談)

一人の時間を持ち、自分を優先してもいいと許可しよう
なんたって、自分の人生を生きているのです。
まず自分自身を認めていかなければ、他人を認めることなどより不可能だと思いませんか?
そうは言っても、なかなかうまくいかない・・・と思ってるあなたへ。
おすすめは「一人の時間を取り、有意義な時間にする」。
例えば入浴の時間や就寝時間くらいは一人になりますよね?
そのときに、お気に入りの色の入浴剤や寝具・パジャマを着るなど小さなことから自分の気持ちを優先してみましょう。
本当に心を許せる人とだけ深くつながろう
笑顔で無理に合わせるよりも、わたしは本当に安心できる人と少人数でつながることを選びました。
気を使わなくても一緒にいられる関係を大事にすることで、無理な笑顔が減り、自然体で過ごせるようになりました。
もちろん、だからと言ってやりたい放題はNG!
挨拶やお礼など誠実な行動を当たり前にすることも大切^^
まとめ

笑顔うつとは、以下の3点です。
- 表面は明るくても、内側は苦しい状態
- 周囲に気づかれにくい
- HSPや気配り上手な人に多い傾向
HSPが笑顔うつになりやすい理由は、以下の3点です。
- 周りに気を使いすぎるため
- 本音を隠してしまうため
- 「良い人」でいようとするため
わたしが笑顔うつから脱出した理由は、以下の3点です。
- 一人の時間を通して「本当の気持ち」に気づけたため
- 「自分にフォーカスする」習慣ができたため
- 一人で過ごすことへの罪悪感がなくなったため
わたしの経験から考察する笑顔うつから抜け出す方法は、以下の3点と心得ます。
- 自分の気持ちに耳を傾ける癖をつけよう
- 一人の時間を持ち、自分を優先してもいいと許可しよう
- 本当に心を許せる人とだけ深くつながろう
HSPの悩みとして、笑顔うつはとても身近な問題です。無理に笑うことよりも、自分の心を守ることが一番大切。少しずつ、自然体のあなたで過ごせる時間を増やしていきましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!!