皆さんは、死別や離別について考えることはありますか?
2024年8月時点、元日やお盆に震災がありましたよね。
きっと、その都度「もしも」を連想することがあるのかな?と思います。
今回は、わたしが死別や離別について真剣に考えるきっかけとなった父親の病気の発見について投稿しています。
以下、死別や離別によるショックのことをグリーフ、死別や離別のショックを癒すことをグリーフケアと表現します。
(実在する言葉です。)

詳細はこちらからどうぞ!
HSPの特徴を紹介!(自己紹介です)
2021年10月、父親が入院した
18時になっても父親が帰って来ない
今から遡ること2021年10月。
わたしはいつものように帰宅して、夕食を済ませて入浴の準備をしていました。
18時頃には、父親が帰宅していました。
しかし、この日は18時になっても、父親は帰ってきませんでした。
その時、「まさか、事故や何かに巻き込まれたのかな」と直感が働きました。
嫌な予感がして、落ち着かずに、その日はずっと父親の帰りを待っていました。
数分後、父親から電話がかかってきます。
今救急車におるんじゃけどなー、
心筋梗塞だって言われたから
中央病院へ入院するわなー。
なんと、病気が見つかり、大きめの病院へ入院、ICUへそのまま入れられたそうです。
数時間後、病院から連絡が来て「心筋梗塞なので、カテーテルを入れて良いか」と電話がかかってきました。もちろん承諾。
この後から、体が動かなくなり、やっとの思いで入浴を済ませました。
次の日仕事があるというにも関わらず、心筋梗塞について徹底的にネットで調べていました。
毎日涙が止まらない日々
次の日から、食事を全く摂ることができなくなりました。
そして、時や場所を選ばず涙が溢れて止まりません。
就業中だろうがなんだろうが関係ありません。
父親はまだ生きています。
にも関わらず、涙が止まらない自分に驚愕と不安を覚えました。
「このままでは、わたしはどうにかなってしまいそうだ!」
と思っていた一方で、「早めに辛い思いを経験してよかった」と謎の冷静さもありました笑
そんな時にグリーフケアという言葉に出会う

きっかけは、精神科医の方の本
わたしは、元々精神科医TOMYさんが好きで、本を数冊持っていました。
そういえば、TOMYさんはパートナーを亡くしているんだったっけ。
そんな思いで探していると、以下の本に出逢います。
この本を見た瞬間、購入しました。泣きながら、1時間でサクッと読み終えました。
この本は、わたしがまさしく欲していたものでした。
この本は、グリーフケアの基礎を著者様がまとめたものです。
主にパートナーを失った時の処方箋ですが、家族や友人を失った時でも十分応用できます。
「元気になれます。必ずなれます。」
この本、もっと早めに読めばよかった・・・と思うくらいに、TOMYさんの中で間違いなく一番好きな本です。
実際にTOMYさんが最愛のパートナーを失う体験談を交えているので、説得力が桁違い・・・!!
しかも、TOMYさんとパートナーは、突然のお別れを経験しています。
最愛の人の死に目に遭えなかったのです。
ある日いきなり訃報が届くって、パニックになるしかありません。
しかし、それから数年後、TOMYさんはこれまで通り元気に診察や執筆、
普段通りの生活をされています。
最愛のパートナーの死を、TOMYさんなりに前向きに乗り越えていることに
驚愕しました。
一体どういうこと!?
前向きに乗り越えていることについて、次のような文章で説明されています。(抜粋・要約しています)
いつまでも落ち込み続けることはありません。
なぜなら、悲しみにも飽きが来るからです。
元気にはなれます。必ずなれます。だけど、以前のように頑張りすぎたから、体調を崩してしまっただけ。
それを経験した今、以前と同じ自分に戻る必要はないのです。
これからは新しい自分として生きていった方が良いです。
悲しみは癒えない。けど、その悲しみを乗り越えて、今の自分がいる。
無かったことにできないし、新しい自分はこれからも継続して存在していく。
だから、これは希望なのだ。
わたしが、前を向けた瞬間でした。
そうなんだ。わたしも、悲しみを乗り越えて力強く生きれるかな。
そのように、TOMYさんから希望をいただき、また涙。
この本は、今読んでも泣けます。
そして、少しでも前向きに生きていこう、と決意できる本です。
今回の経験で学んだこと

繰り返しますが、父親は今も生きています。
けど、心筋梗塞の状況を見るために、毎年10月に大きめの病院へ検査をしに行っています。
原因ですが、ラーメンの汁まで残さず食べていたこと・マクドナルドのハッシュドポテトを10枚食べていたことでした。
そりゃ心筋梗塞になります・・・。
ただ、父親は現役時代小学校の教頭を務めており、過労の日々を送っていました。
そのストレスから、食に走ってしまったのが災いとなりました。
父親が生きているうちに、グリーフやグリーフケアについて真剣に考えることができて本当によかったです。
父親との残りの時間を、少しでも悔いなく過ごせるように日々を大切に生きたいと思いました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!



